もしかしたら、あなたのいびきは「肥満」が原因かもしれません。
首回りの脂肪や内臓脂肪がいびきの原因になる場合は多々あります。
最近太ってきたなと感じている方、是非下記をよく読んで肥満予防をしましょう。
肥満とは
肥満とは、からだに必要以上の脂肪が溜まった状態の事を言います。
肥満は体に悪いと言われていますが、肥満そのものは、からだにとって一種の異常事態です。
肥満の何がいけないの?
肥満って太っているだけでしょう??
と思う方もいるでしょう。肥満が体にとって何が悪いかというと、
高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群など、様々な合併症を起こす危険があるからです。
太っているだけで、そんなリスクにさらされてしまうなんて恐ろしいですよね。
どうゆう状態が肥満なの?
でも、一体どうゆう状態が、肥満でリスクがあるのか。肥満や太っているなど、ひとことで言っても、人それぞれ認識が異なるので、肥満の判定基準として用いられているのが、「BMI(Body Mass Index、肥満指数)」です。
BMI(Body Mass Index)とは1994年にWHOで定めた肥満判定の国際基準です。
BMIの数値は、体脂肪計がなくても身長と体重から肥満度を測定することができ、次の方法で計算することができます。
【BMIの公式】BMI値=体重kg÷(身長m×身長m)
例えば、身長160cmで60kgの人の場合は、「60÷(1.6×1.6)=23.4」という計算になります。
BMIの計算式は世界共通ですが、判定基準は各国で異なります。
日本肥満学会の肥満度判定基準
BMI | 肥満度判定 |
18.5未満 | 低体重(やせ) |
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満(1度) |
30~35未満 | 肥満(2度) |
35~40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
日本肥満学会が定めた判定基準によると、BMIが25以上が肥満となります。
日本の基準で肥満になると、脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病にかかるリスクが2倍以上になり、BMIが30を超えて高度な肥満になると、さらにリスクが高くなります。場合によっては、積極的な減量が治療として必要です。
BMI22がもっとも病気にかかりにくい「標準」で、反対に、BMIが18.5未満の低体重も、さまざまな病気のリスクが心配されます。
18.5~25未満を維持することが健康への第一歩となるでしょう。
肥満といびきの関係
“肥満”と“いびき”一見何も関係性がないように思えますが、とても深い関係があるのです。
肥満になると、外見的に体の外に変化があるのはもちろんの事、実は体内にも脂肪がついてしまうそうです。
つまり、いびきに関係する首周りや気道の内側にも脂肪がついてしまうのです。首周りや気道の内側に脂肪がつくことで、舌が後方に押し出されてしまいます。また、喉の裏側にも脂肪が沈着することで、後壁が前へ押し出されるそうです。前方、後方からの圧迫で気道が狭くなるために、いびきをかきやすくなります。
それだけではありません。肥満傾向の人に多いと言われている、眠っている間に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」のような危険な病気が潜んでいる可能性もあるようです。
BMIの数値にかかわらず首や顎周りに脂肪がつき始めたなと感じる人は注意が必要です。
肥満によるいびきを改善
肥満が原因によるいびきを改善するには、運動療法や食事療法による減量が必要です。いびきの原因になる首回りや気道内の脂肪を減らすことで、いびきの解消を目指しましょう。
食事療法
効果的に体重を減らすには食事療法が最も最適です。
食べ過ぎや頻繁な間食、また毎日外食など心当たりはありませんか?
食事療法による減量の場合、単に摂取カロリーを減らすとエネルギー代謝量まで減ってしまい、その後の減量がより困難になる可能性もあるので、カロリー管理と同時に栄養バランスを考えながら食事をとることが大切です。
例えば、体重70kgのデスクワーカーに必要な1日の摂取カロリーは、1750〜2100kcalとなっていて、この範囲に収まるように食事量をコントロールする必要があります。また、栄養バランスが崩れることで、代謝が落ちるなど、せっかく食事療法で食事を減らしても努力が無駄になってしまう場合もあります。カロリー管理だけでなく、でタンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維の6大栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
運動療法
体は、摂取したカロリーを蓄えようとします。運動療法は、摂取したカロリーを消費するだけでなく、体の機能を維持するためにとても重要です。
運動療法には、筋トレなど体を動かしている時に呼吸を行わない無酸素運動とウォーキングやジョギングなど体を動かしている時に呼吸を行う有酸素運動があります。
無酸素運動は筋肉を重点的に鍛えることができ、基礎代謝をアップすることができます。有酸素運動は、筋力アップと脂肪を燃焼させる効果があるので、肥満を解消していくには、どちらも行うことが効率的だと考えられています。
運動療法については、医師の診断の結果、運動療法が必要とされた場合のみ、厚生労働省が指定するスポーツジムや運動施設の利用料金を医療費控除として申告することができるそうです。
医療控除を受ける条件
・高血圧症、高脂血症、糖尿病、虚血性心疾患等の疾病で、医師の運動処方せんに基づいて行われるものであること。
・概ね週1回以上の頻度で、8週間以上の期間にわたって行われるものであること。
・運動療法を行うに適した施設として厚生省の指定を受けた施設(「指定運動療法施設」)で行われるものであること。
いびきの原因になる首回りや気道内の脂肪を減らすことで、いびきの解消を目指しましょう!!
いびきの原因を知ろう!いびき対策!
肥満といびきの密接な関係を今回ご紹介しましたが、運動療法や食事療法でいびきがどこまで改善されたかを、自分で確認することは難しいかと思います。
弊社で開発した「いびき対策アプリDaddy GAGA」は、いびきに反応してバイブやアラームでいびきを防止してくれるだけでなく、寝ている間のいびきを録音することができます。
思い当たる原因といびき対策アプリを併用して、ご自身のいびきの原因を探ってみてください。
※いびき対策アプリDaddy GAGAの録音機能の使い方については、「自分のいびきを録音しよう!」をご覧ください。